超お父さんの日記

日記とか雑談とか、スノーボードとか、サーフィンとか、たまに技術系とか。

スノーボードのターンの自分なりのコツ

ターンの調子にバラつきがあって、トゥサイドが良い感じの時はヒールサイドを見失っていたり、その逆だったり。

 

それがここ数シーズン安定してきて、見失う幅が小さくなってきた気がするのだけど、家庭の事情でこれから行ける回数が大幅に減る可能性があって、また見失う前に書き留めておこうと思う。

あ、ターンと言っても色々あるので、ここでは比較的荒れてない締まった圧雪バーンをロング、あるいはミドルの所謂カービングターンをする場合を想定する。

 

ちなみに自分のレベルはスノーボードは18歳から始めて、少なくてもシーズン20日くらいは滑ってるはず。年々その数は増えていて、先シーズンは59日だった。

あとだいぶ前だけどJSBAの検定1級までは取ったことはある。イントラになるつもりも無かったので、その先には進んでいない。

昔は手摺狂会の相内康夫会長とか、一般人グループの地擦馬鹿一代の動画に興奮してグラトリに明け暮れていた。

ある時からターンの奥深さを知ってターンが面白くなってからは、フリーランメインになり、いろんな山のBCにも行くようになった。

ここ数シーズンは知り合いのツテで知った北海道のニセコ界隈を滑っているダウンチルの人達の滑りに割と影響を受けていて、あの気持ち良さそうなライディングに憧れている。

 

 

検定とか受けるとJSBAのスノーボード教程という教科書を必然的に知ることになり、そこにはターンの種類とか内倒だとか角付けだとか専門用語が出てきて、なんともイメージしづらい説明で、あれを読んで頷ける人はもう既にそれが出来てる人に限られる気がする。

あれを読んで上手くなるのは難しいと思う。

 

本や雑誌を読んだり、プロやイントラと滑って教えてもらったりしても、やっぱりそれは滑れてる人目線のアドバイスだったりして、滑走能力が近いレベルじゃないと理解が難しいことが多いと思う。

あと、人によって教え方が違ったりするのがまた厄介で、本質的には同じことを言っているのだけど、表現の方法が人それぞれで、いろんな人に教われば教わるほど沼にハマっていったりもする。

自分ができるようになると、この人とあの人は違うこと言ってるけど、要はこういうことか、などと理解できたりするのだけど。

 

やはりというか、当たり前なのだけど上手くなるためには、上手い人達と滑ったり、教えてもらったりして、それを踏まえて自分で試行錯誤しながら滑りまくるしかないと思う。

 

ということで、以下のリストは自分が今までの経験から自分なりに腹落ちした感覚なので、これを見たからといって他の人がどうなるかは知りません。

 

基本姿勢

これが一番大切。

これが出来てないと板にしっかり力を伝えられない。

自分のビンディングの角度は前24°、後0°(もう少し前に振ってもいいかも)

 

ビンディングつけて板の上に立って、顔の向きは常に板の進行方向。

体というか骨盤?は前向き過ぎず、横向き過ぎず、斜めくらい。

そして上半身を軽く被せるようにする。前の腰をクイっと少し上げる感じにするとしっくりくる。視線を落とすと、自分の顎の下に前膝があるくらいが丁度いい。

 

両足は膝を内側に回し入れて内股のようになる。結構力がいる。ずっとこれで滑ってると腿がパンパンになるけど安定する。漫画「グラップラー刃牙」の愚地独歩がしてた「三戦(サンチン)」と似ている。

 

姿勢を低くして滑る時は、両膝(特に後ろ膝)を曲げて上半身を被せていく。胸と膝が当たるくらいが一番低い姿勢になる。

あと顔はしっかり前を向くこと。低い姿勢になると顔が下を向いて目線だけ前を向いてるような感じになりがちだけど、顎を上げて顔面を進行方向に向ける。

 

姿勢の高さは滑っている中で常に上下するけど、上下動の際でも常に顔が板の幅に収まっている状態、なんというか板に対して垂直に上下するので視界の上下だけが変わって、左右は動かない感じ。

ターンの途中とかに目線だけ下に落として、板の面と垂直になってるか確認するといいと思う。(特にヒールサイドターンの時)

  

トゥサイドターン

ヒールサイドターンの後半で次のトゥサイドターンのピークをどこにするかを決めて、開いた上半身を骨盤ごとそのまま斜め前に持ってくる感じ。後ろの手(というか肘かな)を板の斜め前、ノーズ横くらいの雪面に近づけるイメージでトゥサイドターンに入ると、しっかりとエッジが入って気持ちいいターンができる。

重心は板のセンター、もしくは後ろよりでも面白い。

目線は常に進行方向か、切れ上がるターンの場合は切れ上がりたい場所を見る。

(後ろから滑ってくる人に注意) 

 

ヒールサイドターン

 トゥサイドターンと同じで、トゥサイドターンの後半で次のヒールサイドターンのピークを見定めて、ヒールサイドターンに入る。

いきなり上半身は開かずに、感覚としては後ろの肩を残しつつ、板に対して垂直に姿勢を低くする。

そして前足を内側に入れながら伸ばすイメージで前足の踵を雪面に押し付けてエッジを立てる。

前の手で板の斜め前、ノーズ横くらいの雪面を触りに行くような感じで上半身を被せる。

そこからの重心は後ろ足。お尻を後ろ足のハイバックに近づける感じ。

姿勢が低ければ低いほど後ろ足の腿に負担がかかる。

ヒールサイドターンでは基本姿勢の顎を上げるの忘れがちなので注意。

そしてターンの前半から後半にかけて徐々に上半身を開いていく。

深い切れ上がるターンをするときは、割と早めに上半身は開いてしまってもいいかも。

目線はトゥサイドターンと同じ。

 

ターンのリズム

トゥとヒールで気にしてるとこ書いたけど、ターンのリズムが狂うと動きがバラバラになって全然気持ちよく滑ることはできない。

ターンのリズムはブランコで立ち漕ぎに似ている。

ブランコが地面に一番近くなる時が、スノーボードのターンのピーク。

変なタイミングでブランコの板に力を加えたり、加える力が板に対して垂直にじゃなかったらブランコは上手く加速しない。

スノーボードで上手くリズムをとるためにヒールサイドからトゥサイドのターンの1セットで前の肩(もしくは肘)で∞の八の字を描くような感じが調子いい。

ターン弧のサイズで八の字を描くスピードも変わる。大きいターンなら八の字もゆっくりだし、小さいターンなら早い。

 

 

以上、ターンについて一通り気にしていることを書いたけど、乗っている板によって重心というか軸の位置は変わるけど、そこは上記が出来てる上での微調整の範囲だと思う。

 

最初に書いたけど、これは締まった圧雪バーンを気合い入れて滑る時の感じなので、新雪だったりシャバ雪でバーンが柔らかい時は、トゥサイドもヒールサイドもターンの入りはあまり前足を踏みすぎず、センターくらいから荷重して、下半身でショック吸収するイメージで腰を落とすといい感じ。

 

いつかまた新しいことに気づいたらアップデートします。